撮影前に覚えておくべきISO数値|カメラが光を感じ捉える能力

写真・動画編集
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カメラ好き、写真好きであれば、「ISO感度」については、既にご存じの方も多いと思います。私は、カメラに興味を持った頃は「ん?何じゃそれは。」という具合で、何年も「なんとなく撮っている人」でした。

やはり、ISO感度を理解しておかなければ、マニュアルだろうがオートだろうが「なんとなく」写真を撮っている人でとどまる事になってしまう!と思い、もう一度自分なりにまとめます。

ISO値について、その意味を改めて知っておきたいという方の参考になれば嬉しいです。

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ISOって何?

ISOとは「国際標準化機構/International Organization for Standardization」の略です。

アイエスオー、イソ、アイソなどと呼ばれています。

スイスに本部が置かれている非政府機関です。ここで定められた、光に対する感度を数値化した規格をISO感度と言います。

「ISO感度を上げる」ということは、ずばり「カメラが光を捉える能力を上げる」ということです!

  • 暗い時→ISOを上げる
  • 明るい時→ISOを下げる

暗いところで写真をとるときは、より多くの光を捉えなければいけないので「ISO感度を上げます」。
シャッタースピードを早くすることができるため、手ぶれなどのストレスなく撮れるようになる。

逆に、明るいところでは自然の光で充分なので、「ISO感度を下げます」。

状況に合わせたISO感度の数値を覚えておく

マニュアルで自分の思い通りに撮るためには、何よりも一瞬でISO感度を設定する必要があります。

カメラによって度合いが違いますが、ISO12800以上となるとノイズ(画面がざらついた感じ)が多い仕上がりとなってしまいます。新しい高性能のカメラになるほど、高感度でもノイズが少ないです。

出来るだけノイズの少ない写真を撮りたいのであれば、状況に合わせてISOを設定するべきです。

設定の目安

カメラによっては「感度設定ステップ幅」を設定することで、数値を大きく動かすか細かく動かすか設定することができます。

  • 快晴(屋外)や物撮り(照明):100
  • ほどよい晴れの日(屋外):100-200
  • 曇り(屋外)や光の入る部屋:280-560
  • 朝焼け、夕焼け:400-800
  • ネオンのある夜の町並み(屋外):800-1600
  • 薄暗いバーやパーティー会場など(室内):1600-3200
  • 夜景:3200-6400

※三脚があり、被写体が動かない場合などは、シャッタースピードを長く設定できるので、ISO100の状態で夜景なども撮ることができます。

自動で決めてくれるISOオート

オート機能はとても便利ですが、個人的にはあまりおすすめしません。

自動なので、自分で撮ったった感はあまりありませんが、カメラマンとしては、シャッターチャンスは絶対逃せませんよね!明るい場所であれば、程よくちゃんと撮ってくれる感覚があります。

ISO値の設定が間に合わず、うまく撮れなかった失敗から「感覚を掴む」のがベストだと思いますが、手ぶれなどで失敗することが多い!という人はオート機能を一度使ってみて、この位のISO値にしたら、ちゃんと撮れるんだ!という事を体感するのもいいと思います。

しかし!

暗いところでオート機能を使うと、ISOが「めっちゃ暗い!めっちゃ上げなきゃ!」と張り切ってISO感度の値をカナリあげてしまって、結果ノイズが多い(画質の悪い)写真になってしまうということがあります。

そんなときは・・・

ISO感度の上限を決めておける

上限を決めておくことによって、ISO値が上がりすぎて画質が悪くなるということを避けられます。

こちらの画像のようにISO9000で設定してみました。

①昼間の室内で、マニュアルモードでISOオート設定(シャッタースピードと絞りは自分で調整)

シャッタースピードを遅くしない限り、ほとんど ISO9000が選ばれる。画質に不満。

②昼間の室内で、プログラムオートモードでISOオート設定(カメラ任せの全自動)

明るくなりすぎる、手ぶれを避けるのは難しい。

オート設定は、状況に合わせて出来るだけ低いISO値が選ばれますが、光が足りず暗い場所では、上限設定のために逆に手ぶれなど多くなります。

個人的には、オート撮影では思った通りの写真は撮ることができないと思っています。

遅めのシャッタースピード(手ぶれ率の高いスピード)であればISOは下がりますが、画質とブレを気にしてしまい、肝心の被写体に集中できません・・・。

やはり三脚なしでとる以上、手ぶれや画質の劣化は避けられない気がします。

是非ご自身で設定してみて、撮ってみてください。

おわりに

写真の質にどこまでこだわるか、によりますね。できるだけ鮮明に、シャープにリアル感を出しストレスのない写真を撮りたいのであれば、ISO値は出来るだけ100に近づけられるようにしましょう。

被写体が暗くなればなるほど、ISO値は上げざるを得ません!三脚無しで、パパパっと普段撮りしたい分では、上記のISO値の目安を参考にしてみてください♪

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