無料のCanvaで商用利用できる?音楽や動画、Tシャツ販売などでの注意点

写真・動画編集
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Canvaには無料版と有料版があるけど、無料版で作ったCanvaのデザインも商用利用しても大丈夫?と思っている方に向けの記事です。結論、可能です。

BGMや効果音に関しては有料版が優秀すぎるので、簡単な動画編集をする方にはスマホ用動画編集アプリの有名なCapcutよりもCanvaProの方がもっと編集作業が楽になると思っています。

私は、2017年ごろからCanvaを趣味でも仕事でも使ってきました。 SNSや記事だけでなく、デザインを利用して作ったデザインをもとに作ったハンドクラフトの販売も検討中です。

今回は、具体的にCanva内の音楽や動画、イラストなどを利用して作成したコンテンツが商用利用できるのかどうか、無料版と有料版でどんなものが使えるのか?さらに公式が発表している注意点についてもわかりやすく解説します。

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Canva公式が認めている商用利用と禁止事項

無料の範囲で使える素材であれば、無料版のCanvaであっても下記において問題なく「商用利用」することができます。使ってみるとわかると思いますが、イラストや写真、テンプレートにおいては「いいな」と思う素材はほとんど有料の場合が多いです。

Canvaが認めている商用利用の例

下記の通り企業サイトや広告、またはデザインを印刷して販売などもできます。

注意点としては、無料版であっても有料版であっても「無加工」のものをそのまま印刷して販売することはNGで、素材を組み合わせて自分でデザインしたものであれば印刷して販売することが可能になります。

  • 自社のホームページに掲載する
  • SNS投稿に使用する
  • マーケティング素材(広告、営業資料など)として使用する
  • 名刺を配布する
  • 取引先に年賀状を送る
  • Tシャツを作成して販売する など
https://www.canva.com/ja_jp/learn/commercial-use/#commercial-use

Canvaのテンプレートで作成したロゴの商標登録はできない

Canvaには、ロゴはもちろん資料やPOP、SNS用などおしゃれなテンプレートが既に数多く作られていて、そこから好きなスタイルを選ぶことができるのが魅力です。ただ、ロゴに関しては絶対的に「固有のデザイン」でなければいけないという決まりがあります。

そのため、テンプレートを利用したロゴがOKとなってしまうと、企業の顔であるロゴが似たものが増えてしまうのを避けるためです。

Canvaを使って、自分のオリジナルでロゴを作る場合は商標登録することは可能です!

LINEスタンプは販売できない

素材をそのままの状態で販売することは禁止されていると先述しましたが、LINEスタンプにおいてはオリジナルで作成したデザインだったとしても販売できないことが決まりになっているようです。

Q. Canva内にある有料素材にテキストを追加してLINEスタンプを自作しました。このデザインをLINEスタンプとして販売できますか?

A. 残念ながらLINEスタンプとして販売することはできません。利用規約にある通り、有料または無料素材で作ったデザインであったとしても、電子ファイルとして配布できる形での販売は禁止されています。

https://www.canva.com/ja_jp/learn/commercial-use/#trademarks-and-logo

無料Canvaの音楽でも商用利用できる

Canvaにはオーディオ素材があり、SNSはもちろんYouTubeで編集・公開し、収益を得ることができます。ただ、無料版には使える音がほとんどありません

Canva Proであればかなり数が豊富で、BGMだけでなくトランジションや自然音や生活音、人の声などの効果音も使えて、さらにYouTube広告でも使用可能です。具体的な数をお伝えできないほどです。

ただ、Canvaの音楽はテレビやラジオ、映画、ポッドキャスト、ビルボードなどのメディアで流すようなCM動画には使えないとのことなので注意が必要、とのことですが、ほとんどの方がYouTubeを含めたSNSでの個人利用なので、音楽利用については問題ないですね。

無料Canvaの音楽ってどんな曲・効果音があるの?

先述した通り、オーディオ素材に関しては無料版ではほとんど使えるものがありません。いいな、と思った音や効果音は有料版でしか使えない仕様になっています。

Canvaでしっかり動画編集をしたいという場合は、有料版の方がコスパが良いかもです。

有料Canvaの音楽ってどんな曲・効果音があるの?

有名な動画編集アプリで「Capcut」をご存知の方も多いはず。Capcutにもフリーの効果音が入っていますよね。私はもちろんどちらも使ったことがありますが、CapcutよりもCanvaの方が圧倒的にオーディオ素材が多く探しやすいです!

エピデミックサウンドやアートリストのような有料音源サイトのように「ジャンル」や「雰囲気」だけでなく「音の名前」でも検索することができます。

例えば、「ガオー」や「スポっ」や「シュッ」などの音の名前をなんとカタカナで検索できるんです。これ便利すぎます。しかもパソコンでサクサク操作できるので、インスタのリール動画やYouTubeショートを作るときにめちゃおすすめです。

これまでは、無料の音源サイトでBGMや効果音を探して、動画編集アプリに読み込んで・・・と言う作業をしていた方は、Canvaではその作業を一貫してできるのでぜひ一度触ってみてください!

1ヶ月もあれば、良し悪しはわかると思います!

おわりに

Canvaは、商用利用できる素材が多くて、すっごく便利ですよね。覚えておいておきたいことは、音楽でもデザインでも無加工のものをそのまま販売してはいけないということ。作った人の権利を侵害するようなことはやめましょうね、というシンプルな話ですね。

組み合わせてデザインさえすれば、オリジナルとして商用利用、販売できるので、ここだけ気をつければ問題なさそうです!