バンコクへ行くなら水上マーケットへ行きたい!と一度は思いますよね(・∀・)
私はタイ在住4年目にして、初めて行ってきました。現地で思った事を記録しておきたいと思います。賛否両論あると思いますが、私の感想ですので悪しからず…
近々、水上マーケットへ行く予定がある方の参考になればと思います。
水上マーケットって行くべき?どんな感じ?
旅行誌には、必ずといって良いほど、タイの水上マーケットが紹介されていますね。150年ほど前から続く、タイの伝統文化のひとつです。
初めて水上マーケットへ行ってみて、もちろん感動した部分もありましたが正直「疲れました」。
観光する際、覚えておくべき要点は3つ
- 賑わっている中心の市場の水路脇に通路があって、ボートに乗らずとも陸からでも水上マーケットは十分観光できる。
- ぼったくり乗り場で下ろされても、徒歩かソンテウ、バイクタクシーを利用してメインの入り口へ。
- 高いお土産や食べ物は買うべからず!バンコクで楽しむべし。
※これはダムヌンサドゥアック水上マーケットに関しての感想です。アンパワー水上マーケットのことではありません。
メリットとデメリットをまとめてみます。
メリット
- タイが初めてであれば全てが新鮮で感動がある
- タイを良くも悪くもありのままを見学できる
- ココナッツアイス(60B) が美味しい(本当は40Bで買えます)
- バンコクでは撮れない写真が撮れる
- 朝の風が心地良い
- 休日がない
デメリット
- 朝から昼まで(7〜12時)のみの営業
- ぼったくりする気満々で、話しかけてくるタイ人に疲れる
- 物を売ろうとしつこく、嘘っぽい笑顔に疲れる
- 値段交渉に疲れる
- 買いたくもないお土産ものを無理矢理見させられて疲れる
- 川が汚い、ちょっと臭い
- コスパが悪すぎる
タクシーでダムヌンサドゥアック水上マーケットへ向かう
私の体験を述べていきます。これから行こうと考えている読者様も、同じようにして連れて行かれてしまう可能性もあるので、参考までに読み進めてください。
道中のタクシードライバーとのやりとり
今回は、3人で行きました。
南バスターミナルから、現地までバスを利用して行く予定でしたが、朝7時半頃に南バスターミナルへ行くタクシーに乗り込んだところ、「このまま直接水上マーケットまでいかないか?」と提案がありました。
ドライバーは最初「往復1000バーツ」と申し出ます。しかし私たちは、ちょっと高いのではないか?と思い、「メーターでは片道いくら?」と聞いたところ、ドライバーは「だいたい500〜600くらい」とのこと。
であれば、片道だけタクシーで行って、帰りはバンに乗ろうということになり、メーターで行くことになりました。
通常1時間半ほどかかる道のりを、ドライバーは1時間で行けると言い張る。
バンコクの街中から南バスターミナルへ行くのに、約200バーツかかります。水上マーケット行きの乗り合いバンは1人あたり80バーツなので、片道500バーツなら3人で割に合うと思ったのですが・・・。
現地に着いた時は、メーターはなんと850バーツ。ドライバーが言うことに期待してはダメだな、と反省しました。ドライバーもここまで高くなることを予想していなかったのでしょう。
結局、往復1500バーツということになりました。
ダムヌンサドゥアック水上マーケット入り口?に到着
到着して、とりあえず一安心。と思いきや、地図上で場所を確認しても「あれ?」なんか場所違うんじゃないか?と不安に。ネットで調べていた入り口の風景ではなかったのです。
タクシーを降りるやいなや、ボート乗り場のスタッフらしき人が、こなれた様子でチケットの案内をしてきました。
「はあ。やられた。」
タクシーのドライバーと、ここのボート乗り場はグルだったんですね。
1時間で3000バーツを提示してきます。そばには、2000バーツと書かれたチケットもあり、用意周到。
ありえない!!!高すぎる!ここで、払ってしまう人もたくさんいるんだろうな・・・。
私が「貸し切り1時間でも1000バーツしか払わない!メインの入り口に連れて行ってくれ!」と言っても、無駄でした。
連れて行ってくれず、自力で歩いて行けば30分ほどかかって大変なので、渋々この乗り場からボートに乗ることにしました。
私がしつこく攻めまくるため、相手もおれて1時間1500バーツになりました。それでも高い!(怒)
挙げ句の果てに、乗らないならあっちへ行ってくれ!他のお客さんの邪魔になる!って他に誰もいないし!!!といった具合です(泣)
※エンジンボート1隻貸し切り で800バーツ〜1000バーツが相場です!
タイ人のカップル、グループであっても1隻あたり1時間1200バーツとのことですが、本当かどうか分かりません・・・。
乗り場によって、チケットの値段の交渉の余地に差があるようです。
南バスターミナルからのバス(片道80バーツ)で行ったとしても、高確率でぼったくりボートの乗り場に連れて行かれます。
そこで下ろされてチケット売りの人から、「ボートに乗らないと、マーケットには行けないよ」という決まり文句で、貸し切りボートを高額ですすめられるのです。
私たちが、連れて行かれた入り口はこのあたり。他にもいくつかぼったくりボート乗り場が存在します。
水上マーケットのあとに、象乗り体験をしに行く予定の場所「CHANG PUAK CHAMP」が近かったので、まあしょうがないね、ということになりましたが、しっかりと騙されているようで、空しい気持ちになりました。
行きたかった入り口付近は、このあたり。
後で、料金について色々と聞いたり調べてみました。
ボートの種類とおおよその料金相場
- 手漕ぎボート乗り合い:1人100〜200バーツ
- 船頭付き貸し切り手漕ぎボート(4人乗り)45分:400バーツ
- エンジンボート貸し切り(約6人乗り)1時間:500〜1000バーツ
観光地なので、比較的に値段設定が高いことは理解できますが、2000バーツや3000バーツは高すぎます。
言われても払っちゃだめですよ!
船に乗りこむ
ここからで大丈夫?というような用水路の裏の方から船に乗りました。ゴミが散乱していて、汚いです。
もう!楽しもう!
と切り替えての出発です。真ん中のマーケットへ向かいます。
9時半頃に出発。午前中の風が気持ちいいです。
川は汚いですが、思っていたよりは臭くありませんでした。しぶきがかかってもいい服でいきましょう(笑)船は屋根付きで、椅子なども綺麗です。
移動中、ゆったりと時間が流れている日常も垣間見えます。
犬が寝ていたり、人の家の中が見えたりする中、さっそく売店がたくさんある水路に到着。
全然いらない。。。
両サイドにある店は、どれも似たり寄ったりです。
欲しいものがあったとしても、MBKやチャトチャックマーケットで買った方が絶対安いです。ここで無駄な値段交渉するのも体力と時間の無駄です。
売り子のお姉さんは、当たり前のようにして棒で我々のボートを引き寄せて、商品を見せてきます。
あはは〜いりません〜。マイアオカー(笑)
私たちはお土産に目もくれず、ボートはぐんぐん進みます。結構速い!
船頭さんもサッサと済ませたがっている様子。
一緒に行った2人の友達は初めてのタイなので楽しんでくれているようでした!
水上マーケットの中心の市場でご飯タイム
ようやく一番賑わっている市場に到着しました。
ココナッツや、ココナッツアイスは食べたい!との事。船の上でゲット♪
ココナッツひとつ80バーツ。ちょっと小道に入ったところで買うと30バーツくらいなので、倍以上の値段設定ですが、甘みがあって美味しかったです。
ちなみに、田舎の方では15バーツで買えます♪
これも通常の約倍の値段ですが、観光地だと割り切って楽しむしかありませんね!
100バーツのソムタムをオーダー。手を上げたら、とまってくれます。
100バーツって、、笑
こんな感じで、作っているところを隣から見ることができます。
が!!!
おばちゃん!手!!!(笑)その色々触ってるであろう手で、トマトや野菜を切っていました・・・。
辛くしないでといっても、やはり少し辛い!というタイあるあるを友達に伝えられてよかったです(笑)味は美味しかったです!
水路脇の通路
船からおりて、川沿いの通路を歩いて散策することもできます。
貸し切りボートで来た場合は、買い物や食事が終わるまで待ってもらうことも可能でしょう。お土産屋さんばかりではなく、レストランもあります。
最初からここへ来ることが出来れば、ボートツアーのカウンターがいくつかあるので安くボートに乗ることができます。
水上マーケットの様子を、充分に写真におさめられますね!船で通過するだけだと、あっというまにマーケットから出てしまうので。
買いたい物をのせた船が来たら、合図を出してとめて、通路側から買うこともできます。水際で座って食事している人もたくさん居ました。
ツアーで行く?自力で行く?
①自力で完全プライベートで行った今回の料金
- タクシー往復1500バーツ
- エンジンボート貸し切り代1500バーツ
どちらも他のお客さんと一緒になることはなかったので、道中もマーケット散策中もたくさんおしゃべりできて楽しかったですが、「3000バーツ」。ちょっと高くついてしまいました。
どちらも、1000バーツ以下で交渉できたはずです、2人の助けになることができず無念(泣)
それでも一人あたり1000バーツという計算ですので、ツアーで行くのとあまり値段は変わりません。
待つ時間は全くなく、移動はとてもスムーズでした。マーケット見学後は、近くの「Chang Puak Camp」という気軽に象に乗れる場所があったので、そこもタクシーで連れて行ってもらいました。
②最安値で行く方法を考察
- 旧南バスターミナル(サイタイガオ/ Sai Tai Kao)からミニバンで行く(片道80バーツ)
- 相乗りや、グループで船を貸し切り1人約100バーツでボートに乗る
- ミニバンから降りた所からマーケットまでの移動費(数十バーツ)
300バーツ以内では済んでしまうことになりますね。10倍も違います。プライベート感は損なわれますが、時間に余裕があって、安く済ませたいという方にはこちらの方法をおすすめします。
③ツアーで行く
おおよそ1人あたり1000〜1600バーツほどで、ツアーがあります。
水上マーケットだけでよかったり、象乗り体験もしたい!という場合お得かもしれません。象乗り体験も、個人で行くと1人600バーツほどかかります。
移動に不安がある人は、ツアーをおすすめします。ホテルまで迎えに来てくれるのは嬉しいですし、日本語ガイドもあると色々と安心です。
私も次回、誰かを案内することがあれば大人数でない限りツアーを選ぶでしょう。むしろ、断然、あからさまに観光地化していないアンパワー水上マーケットの方に行きたいです。
他の人と一緒が嫌だったり、お土産屋さんに寄ったり、興味がない場所へ連れて行かれるのが嫌な人は、ちょっとリッチなバックパッカースタイルの方が楽しめるかもしれません。
値段はそんなに変わりませんし、冒険したい方は強気でタクシー貸し切りで行ってみるのも面白いですよ!
さいごに
やはり、観光客相手に商売をしている人達は険しいです。写真をとってもその表情に明らかです(悲)
しかし、ありのままのタイの生活やタイ人を知ることができると思います。
日本ではもちろん、バンコクでも見られない風景なので行く価値はあると感じます。朝早く7時頃に出発して、まだ混雑しない10時前にゆっくりと観光するといいのではないでしょうか。
個人的には、断然アンパワー水上マーケットの方がおすすめです!
ダムヌンサドゥアック水上マーケットの営業日時
月曜から日曜:朝7時頃〜昼13時頃まで
バスで行く場合、旧南バスターミナル(Sai Tai Kao)へ朝8時頃に到着を目安に。タクシーに「サーイタイガオ」と伝えましょう。