中国から伝わるタイの昔ながらの豚角煮を紹介します。ムーは「豚」、カイは「卵」、パローは「スープ煮込み」の意味。
揚げ豆腐が入っていて、国籍を問わず屋台などでも大人気の一品!日本ではあまり使われることのない「八角」や「シナモン」を一緒に煮込むので、いつにないアジアの香りがキッチンに広がりますよ。
辛みは全くなく、甘みがあります。ご飯の上に、とろっとかけて食べるのが主流です。パクチーをたっぷりのせて、めしあがれ〜!
ムー・カイ・パローの材料(2〜3人前)
- 豚バラ肉ブロック 250〜300g
- ゆで卵4〜6個
- 油少々
- パクチー3〜5本
- にんにく2片
- シナモンスティック1本
- 八角1つ
- 水3カップ(具がつかるくらい)
- ナンプラー 大1
- シーユーダム 大2
- オイスターソース/パウダー 大2
- 砂糖 大1
ムー・カイ・パロー/ Muu khai paloo の材料【英語/タイ語】
Moo Sam Chan หมูสามขั้น
Khai Tom ไข่ต้ม
Naaman น้ำมัน
Phak chi / Coriander ผักชี
Kratheiym กระเทียม
Obchey อบเชย
Star anise/poykak โป๊ยกั๊ก
Nam น้ำ
Nam plaa น้ำปลา
Siiyu dam ซีอิ๊วดำ
Naaman Hoy / oyster sauce น้ำมันหอย
Nam taal น้ำตาล
ムー・カイ・パローの下準備
- ゆで卵の殻をむいておく。
- パクチーの根とニンニクをみじん切りにする。
- 豚バラを塊のまま下ゆでし、水で洗い、水気を取り、3㎝に切り分ける。
ムー・カイ・パローの調理手順
- 鍋に油を少々、みじん切りにしたニンニクとパクチーの根を炒める。
- シナモンと八角も入れて、香りが出るまで炒る。
- さらに、豚バラ肉を加えて、かるく焼き色をつける。
- ゆで卵を入れて、水を具が浸るまで入れて砂糖などを入れる。
- 十分あたたまってから、残りの調味料を加える。
- 落としぶたなどをして2時間ほどじっくりと煮込む。
- パクチーの葉をそえて、できあがり♪
今回は、粉になっていない五香粉(ウーシャンフェン)をつかいました。
五香粉(ウーシャンフェン)とは
中国の代表的なミックススパイス。シナモン、六角、花椒(中国産の香りの強い山椒)、クローブ(丁香)、フェンネル(茴香・ウイキョウ)などのブレンド。香りづけや材料の臭み消し、肉料理の下ごしらえなどに使われる。
バンコクのフジスーパーでは一袋たったの17バーツ!
おしりの穴のような形をした六角は英語で「スターアニス」。とってもエキゾチックな香りで、1つ入れるだけでちょうど良かったです。
タイの甘い醤油「シーユーダム」とは
タイの醤油「シーユーカオ」に糖蜜が足されたものなので、とても濃厚で甘いです!煮物料理に最適400ccでなんと20バーツ。日本に持って帰って、ご家族にタイの煮物を作ってあげちゃいましょう♪ 翌日の方が、味がしみているので美味しいです。
おわりに
ムーカイパローの作り方をご紹介しました。独特の風味なので、好きになったらくせになります。
豚肉の脂とご飯が一緒になったところに甘さがありすぎると、もったりとしたしつこい味になってしまうかもしれないので、砂糖は慎重に!
余談ですが、タイでは卵はしっかりとハードボイルドが主流なんです。
半熟卵は、あまり目にしませんね。タイ人は生卵をそのまま食べるということを気持ち悪いと思っているようなので、半熟卵も人気がないのでしょうか・・・。
たまごかけごはんを美味しそうに食べている私をみて、「よくそんなの食べられるな・・・」とでも言うような表情で笑われたことがあります。彼らはTKGを一口も食べようとはしませんでした〜。