イサーン地方のブンカーンの有名な岩のお寺「Wat Phu Tok / ワットプートック」を紹介します!
別称「Wat Jetiyakhiri/ ワット ジェティヤキリ」。最高の瞑想場所として、知られています。
アンタなら行けるよ!と教えてもらったこのお寺、写真を初めてみて衝撃をうけました。
「!?・・・コレは行くしかない!」
当時(2015年)ラオスにも行ったことがなかったので、たったの2泊3日でバンコクから飛行機でラオスへ、ノンカーイを経てブンカーン県へ行き、ナコンパノムからバンコクへ帰るというルートで挑みました。
ブンカーンの街では、1泊1,000円ほどで泊まれるので、宿を取っておくことをオススメします。
北タイはイサーン地方のブンカーン。このスリル満点の絶景を知っていますか?Wat Phu Tokという名巨大な岩のお寺。その岩々に、はりめぐらされた橋や壊れかけたハシゴをギシギシと音を鳴らしながら登って行きます・・・凄い高さです。色んな意味で「信じる」ことのすごさを実感。とりあえず無事ですw
当時の自分のTwitter(リンク切れた笑)
どんなお寺?
どこまでも続くな田園地帯に、大きな岩がドーンとそびえ立っており、その岩全体が壮大なお寺となっています。その高さは、なんと359メートル。7階まで作られており、5階部分には聖堂が2ヵ所あります。
日本一高いビル、大阪の「あべのハルカス」よりもさらに高く、約60階以上の高さなんですって!上まで行って戻ってくるまで、約2時間!
危険な場所での瞑想
この異様な岩を瞑想の場所として、アジャンジュアン/Ajahn Juanという僧が最初に作った。かつてこの場所は、危険なトラやコブラが居る危険な地域であったが、そのような場所で瞑想すると、恐れに打ち勝つ心が鍛えられるとされていた。彼は晩年に、僧が上へ登りやすいようにと木造の橋を作った。
参考サイト(英語):Travelfish.org
地上部分
大きな池と、仏塔があります。
仏塔の側面に掘られている彫刻が、綺麗です。
入り口
ここから、階段を登っていきます。まずは、木々が生い茂る中を進んで行きます。
行き帰りで2時間もかかるので、軽いトレッキングです!ここでは、原則「裸足」にならなければいけません。
下から、見てみると凄い迫力です!どうやって、この橋を作ったんだろう。。。
中階
木造の、ギシギシと音が鳴る渡り橋や階段はコチラ。
いかがでしょうか。。
高さが苦手な人は、カナリ厳しいと思います。手すりを持つにも、ご覧の通り手すりの下はスカスカです!!!
子供も普通に歩いていたりして、見ている私がヒヤヒヤでした。
子供を裸足でおんぶしているお母さん、、、かっこいい!
岩の裂け目
こちらも、幻想的な雰囲気です。涼しく、良い休憩になりました。
突き出た岩
登っていく途中に現れます。ギリギリ先の方まで歩いて座ったりできるので、訪れた人はここで写真を撮っていました。
手すりが全くなく、自然のままの状態なのでスリル満点!!!鳥になったような気分でした♪
居合わせた家族に混ざる私。
自撮り棒を持つ僧侶。
5階
少し外側に飛び出た渡り道があり、端には聖堂があります。
最上階
バタバタと旗が揺れる奥側すべてが、緑でした。空との境界線はぼやけており、まるで天国のよう。今にも恐竜がガオー!と出てきそうなワイルド感があります。
場所と時間
北タイの右上に位置しています。イサーン地方のブンカーン県の奥地に潜んでおります。
入場料などはなく、6:30〜17:00の時間帯で行くことができます。ソンクラーンの時期は、閉まっているそうです。
行き方
ノンカーイのバスターミナルで、ブンカーン行きのミニバンに乗ります。または、ウドンタニーからもバスやミニバンで行く事も可能です。
片道150バーツ、3時間です。
降りたところでトゥクトゥクのおいちゃんに、ミニバン乗り場からワットプートックまでの往復、500バーツでお願いしました。
とても気さくで、良いおっちゃんだったんですが、すぐに事件が起こります。しばらく道なりに走っていると・・・
ガタガタガタ・・・
トゥクトゥク故障。
誰も居ない、道の途中で止まる羽目になりましたが、すぐに対応してくれて車を呼んでくれました♪そのまま車で向かいます。クーラーもつけてくれて涼しかった〜
道が真ーっ直ぐで、暑いけど気持ちよかった〜
1枚撮ってくれました。
何も無い道を、数十分ひたすらまっすぐ走ります。
到着しました。結構しっかりした門が迎えてくれます。
お寺での注意点
- 肌が出過ぎない格好をすること
- 禁煙
- 登る際は裸足になる
- 騒がない
- カップルでキスやハグなどをしてはいけない
がっつりショートパンツとタンクトップだった私は、持っていた布でスカートのようにして入りました。
さすがに裸足は危ないと思ったので、脱ぎませんでした。お坊さんや大人は、みなさん裸足です。現地の人でも靴を履いている人が何人も居ました。
以前、欧米人がお寺のなかでイチャついていた事が問題となり、敷地内でハグなどの愛情表現が禁止になっています。敬意を忘れずに、見学しましょう!
登って降りて疲れ果てたのか、凄い椅子で凄い睡眠をされている方も。。。
ブンカーンからナコンパノムへ
ナコンパノム(バンコクの隣のナコンパトムではありません)の空港へ行きたい、とのことトゥクトゥクのおっちゃんに伝えたら、何にも無い通りで下ろされました。ここで大丈夫か?と少し心配でしたが、しばらくするとバスが来ました。
私がバスに乗るのを見届けてくれたおっちゃんに感謝!
良い哀愁が漂う、レトロなバスの旅での帰路となりました。
Nok Air
お気に入りのタイのLCCです。Nokとはタイ語で「小鳥」の意。この飛行機かわいいですよね〜♪
Nok Air はお得なツアーパッケージなどもたくさんあるので、東南アジア旅中は定期的に要チェックです。
おわりに
天国と地獄の中間にあるような、どこまでも空に近いお寺を紹介しました。
写真でお察しの通り、木造の渡り橋はギシギシと音を立てます。高さは300メートル以上!私の手や足は、後半につれて疲れもあってかプルプルと震える始末。
橋の幅が極端に細くなっている部分などもあり、相当怖かったです。なんせ1人だったので、万が一落ちちゃったらどうしよう、という事を考えながら登っておりました。
しかし、ここは行く価値ありです!
行くしかない!と気合いが入り、後に引けず、何だか強くなった気がします!笑
この場所を作ってくれてありがとうございます!
達成感とこの壮大な景色は、本当に瞑想に適した場所だなと実感しました。北タイへ行く予定がある方、イサーン方面へも足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
ではまた!